言葉の外

昨日は勢い余ってここまで最後みたいなことを書いたけれど間違えた。ある意味すっきりするかもしれないけど、そこまで離れたい訳ではない。これ以上馴れ馴れしくなる自分が嫌だったし、もう少しで戻れなくなりそうだった。別に主観的には問題ないけど、客観的には問題がありそうだし。文章までなくすことは今のところ考えてないです。別にお好きなように、と想像していますが。

 

 

とはいえ、今日はルーティーンの本を読んでいないから。色合いが変わるけど。淀川の花火を見に行ってきた。最初の方は人が多いのもあって内心ややイライラしていたけど、なんだかんだ楽しんだと思う。昨日の可処分時間とは違うまともな意味で。

 

電車の中で短編1つだけ読んだ。エドガーアランポーの「使いきった男」。面白いかというと微妙なところだけど。電車に乗っている10分少々で読み切れたのは良かった。器としての肉体がダビデ像も恥じらうくらいの肉体美を誇った軍人が戦争で体の大半を欠損して、人工物と交換されたことを評して、「使いきった」と表現していた。体は消費物だという観念はなかなか本質を突いている。ポーさんの短編、買った当時は食べきれなかったけど、「黒猫」は好き。お風呂読書の本が減ったら追加しよう。

 

 

花火は自分の視点から見ると円だけど本当は球。という風に考えながら見ていた。どの方向から見ていても綺麗に見えるように想像しながら職人さんは創ったのだろうなとか、花火の炸裂を中心から見られたら一番綺麗だろうなとか。色の違いは火薬に含まれる化学物質なのは分かるけど、伸びとか、大きさはどうしているのか。

 

人が花火に感動するのは、色とか音とか大きさももちろんあるだろうけど、本質は再現性がないことだと思う。自分は継続して存在していると捉えていて、その継続に対する諦観の反面で瞬間を求める。だから、僕は花火を画像とか動画に収めるのは結構無粋な行為だと思っている。まぁ好きなようにすれば良いけど。

 

まぁ、再現性がないことを突き詰めれば、人の人生は一瞬たりとも再現できないけど。

 

あと、近くでちょろちょろしていていた3歳くらいの小さな男の子もかわいかった。逃げたら追いかけてくれるのを分かって逃げまわり、最後の辺りは眠いのだろう、泣き叫ぶ。無邪気でよき。

 

 

元恋人さんは、久しぶり会ったけど元気そうだった。むしろ僕が恋人だったときより穏やかな感じ。お互いの合いかぎを返還して、すっきり解散した。また遊ぶことはあるだろう。

 

 

良いことだけど、やはり、僕は誰かの恋人になるべきではないという観念が頭をもたげる。僕もずっと過渡期だからたまたまのタイミングの話でしかないけれど、基本的に相手の欲求に応えらないというのがパターン。

 

どうでもいい。

 

元恋人さんは恋人という関係にやたらと重きを置いているみたい。求めても良い人みたいな。仏教の観念を採り入れて、全ての感情は波でしかないっていうのが分かったのならば、関係も波でしかないというのまでもう少し。

 

般若心経は読んでないから分からないし、感情が波でしかないっていうも二次情報だけど、要は、その感情はその瞬間のもので、言葉で括れるものではないっていうことだろうなと。感情は喜怒哀楽みたいにざっくり括るものではない。

 

とすれば、関係を表す言葉もざっくりとした括りでは捉えられない。

外部的に表現することと、内部的に捉えるものは違うから、外部的に紹介する関係性としては一番近いもので表現するしかない。

 

関係と言えば、大学時代の飲み会はパスしようと思った。思い返すと、だいたい都合が悪いのに関係があるからと参加して、かなり痛い目を見ている。これがずっとサインだったとすれば、感覚を鈍らせるのがざっくりの関係という観念。

 

真夜中の波という関係は我ながら至上な捉え方だと思った。

 

 

そうして、恋愛感情の話。僕の器の感情傾向はかなり細かく分析しているから、感情に流される何かっていうのも細かく把握している。

 

恋愛感情ってパートナー関係で大事なものだとされているけど、僕が把握する限り、この感情って、相手から対価を求めたくなる衝動に過ぎない。対価を除外できたらなかなか気持ちよいものだけど、そこで収まるものではない。一番近い本能としては食欲に近いけど、もっとブレンドされている。

 

元恋人さんの求めあって良いのが恋愛関係だっていうのはそういうこと。

 

突き詰めれば生殖本能なのだろうけど、相手のために何かするためにはそういう衝動が必要だって設定されているって考えるとやや侮辱を感じる。

 

そんなエネルギーがなくても人は相手に対して祈ることができるし、触れたい交わりたいということがないとそういうことができないのだろうって決めつけられているようで嫌な感じ。

 

あぁ、これは元恋人さんに言っている訳ではなくて神様に言っている。

 

確かにこういう奴は人と恋人関係になっちゃいけないとも思う。

人に求めないけど、求められても応えない。

 

都合が良い人ではあるか。

 

 

やれやれ。

 

 

ここから先の連休は何も動く気がない。本はたくさん読むだろうなというだけ。

 

という感じでおやすみなさい。

 

良い夢を。