おりじなる

 

 

タイトル変更。

確かに新しいノートPCさん処理が速い気がする。ソフトの起動にラグがない。SSD凄いな。おそらくそれなりに何かデメリットもありそうだけど、まだ知らない。何故今までスルーできていたのだろうと思う事柄がとめどない。疑問より既知で大事なことが増えるというより、疑問を閉じるのが普通の人生の展開だという認識だったからなような。毎日頗る楽しい。ちょっと申し訳ないくらいに。

 

なんだか野菜がちょっと高くなっているような気がする。ピーマンは安定的に安いけどあまり同じものばかりでもなぁって思っていたら、春菊が一袋100円だった。即買いして必殺春菊を作った。必殺春菊とは、本の師匠と付き合っていた頃に教わった料理で、本の師匠も大事の人から教わったという由緒正しきもの。茹でて、ごまと醤油と砂糖で和えるだけなのだけど、所々コツがある。ごまはいりごまをちゃんと自分で擦る。しかもたっぷり。醤油と砂糖を同量とか。

 

いや、なんで出してきたかというと、人を忘れないってこういうことだろうなという例。既知のものを大事にする人はこういう方向性ではないだろうな。外付け方向というか。別に本の師匠も今どこに居るやら知らないし、また何処かで会えるとも思っていない。もしかしたら文章書いていたらいずれ食べに来るかなとも思うけど、別に何か物理的な感情もない。ただ忘れていないし忘れないというだけ。とても面白い人だったし、僕の埃を払ってくれた1人でもある。

 

自分が世界から退場した後に人に忘れられたくないっていう発言は、いろんな人から聞いたことがある。村上さんのノルウェーの森の直子さんとか。これって素朴な僕の感覚としてはよくわからない。僕はむしろ適度に忘れてほしいって思うから。でも、これをもう一段階掘り下げて行くと、当人がどういう意識で人間を通り過ぎているかに依るのかなと考察。自分が通り過ぎった関係を忘れていくというのがデフォルトであれば、自分が居なくなったときには誰かに自分が残っていてほしいと願うかもしれぬ。

 

僕は、関係した人はいちいち残っているし、なんなら習慣とか考え方とかにも影響されているから、忘れるっていうのがよく分からない。必殺春菊の人も人類時間では5年以上は前出し、なんなら自分がいちゃいちゃした人のフルネームもだいたい覚えている。皆苗字変わっていたら良いな。もちろん同性も然り。これは記憶力の話ではなくて、自分を発掘して掘り出した出土品みたいなもの。

 

だから、僕が世界から居なくなったらさっさと忘れてよって思う。つまり、人は人を忘れられないという前提だから残るという意味では同じ。表層的ないつでも取り出せる記憶という意味では繰り返しがなくなって優先順位がなくなっていくだろうけど、優先順位を確保しておきたいという意味ならなかなか難しいかもしれないけど。

 

想い人のことが一生好きなのは、この先の時系列で存在を受け入れるって言ってくれる人は居ないだろうというところ。どういう意図でこの言葉を選択したのかもどうでも良いけど、たぶん誰にも言えない言葉だろうなって推測して大事にしよう。いや、誰にも遣っている殺し文句ですよっていうオチも捨てがたい。

 

でないとすれば、いつか飲みたいと思ってますという発言も、単に時間調整の話ではないのかもしれない。面倒だったらもっとはっきり言ってくださいって酸っぱく言っているし。という楽観的推定。

 

さて。

 

「宇宙の果てはこの前に」、好きだ。「夢見るバンドワゴン」も良き。音楽といえば、今日の調理時間にはベートーベンさん聞いていた。というのも、逆ソクラテスの次が、もういちどベートーベンだから。昨日から読んでいるけど、昨日は書けなかった。このシリーズを教えてくれたのも本の師匠だったような。おやすみラフマニノフは美味しかった。ただ、いまやちょっと味気ない。主人公が天才だけど不安定な人格で、なんだかんだ超然とした洞察力で事件を解決するという爽快感の話なのだろうけど、うーん。音楽もセットだから読んでいるときに音楽流れるかなぁと思ったけど、そうでもなかった。まだ入り込めてないのかな。

 

独り言。

 

僕がいったん交友関係をすべて断捨離してみたのは、要らなかった訳ではなくて、人は重いからノイズをいったん排してみようという試み。そうしてみたら、存外に自分が軽くなってしまった。自分が自分でいるとき、無為な時間は一人で飲み過ぎた次の日くらいしかない。誰かと接していないと心もとないという観念もどうやらなさそう。もう過去でお腹いっぱい。

 

だいぶ更新されてきたな。

 

僕の時間は公的に説明できるような理由はなくても詰め詰めだから、使いたい人にしか使いたくない。でも、これってやっと普通の感覚なのだろうなぁ。

 

あと、直感に従う。 

直感も不変ではないのが人の難しさ。

 

では、想い人が僕の日記を読んで不機嫌になりませんように。

個人的メッセージの一方通行的な発信が恋しくなっている。

 

おしまい。