riyuu

 

 

 

名前を出しただけなのに、springhoric(意訳)さんに苦言を呈された。心配しなくてもそんなに伝播性はないと思うのだけど、僕の日記を読み続けられる人はそうとうな暇人か変人であるに違いないし、訴求力もないし。お気に入りにしているか人が何人いるか知らないけど、おそらく離脱していると思われる。

 

さておき。

 

ストレスたまっていると発語量が増える(体感)。

気まぐれに母親にLINEを送ったら、着信が返ってきたから、気まぐれで発信を返したら40分。この40分で何万文字読めたのかはともかく、まぁまぁ元気そうではあった。

 

人とも会ってない、どこにも出歩いてないっておそらく主観的なストレスなのだろうけど、発話量に反して、あんまり言葉に毒がなかった。料理の話とか家庭菜園のハーブとか、この季節の植物とか、内側にこもっている方がこの人の精神世界は平和なのではないかと。人と会うのが楽しいという思い込みの可能性がある。今日の通話は全然疲れなかった。ただ料理の話はすまんかった。カレースープを作っていると言っていたから、あぁカレー粉使っているのかという前提で話したら、ルーを使っているって恥ずかしそうに答えたので。でも、料理の水準が僕の方が高いことを知っても、評価は「偉い」で、やっぱりとは思う。ここは僕がおかしい。

 

通話することに苦がないのは仕事の賜物で、サンプルが多くなったから、なんとなく僕の言葉が伝わらないタイミングというか、意味が分かってきた。僕の声が聞こえていないわけではなくて、想定外の単語出てきたとき、想定との齟齬で聞こえない。もちろん、瑕疵とか驥尾とか常用外の言葉を使っている訳ではない。けど、相手には聞き取れない。

 

これって頭の劣化とかではなく、個人的な世界の話。この発見はかなり革新的だった。話し手と聞き手の峻別ができる。人の話なんて自分の範疇でしか聞かなくて、結局相手の話は聞く気がない人は話し手の性質。これが人類の98%くらいを占めていると思う。統計ではなく経験則ね。

 

で、僕はずっと、自分の声って通りが悪いのだろうなってコンプレックスだった。集団カラオケ行ったときに良い声だって言ってくれた人は覚えざるを得ないくらいに。そうじゃなくて、語彙が相手の想定を越えるようにしか言葉をつかえないのが自分だってなったとき、僕の声に対して聞き手になってくれた人が二人いる。一番長く過ごした恋人。現実的にどれだけ蔑ろにされても、僕のことを聞いてくれていたことだけで価値がある。もう一人は、なかなか怖い感じ。別に同性愛自体はなんも思わないけど、聞いて利用するような観念があったような。強迫観念というか。

 

意味分からないと思うけど、僕にとっては現実がどうかなんてどうでもよくて、ちゃんと聞いてくれるのかが大事。聞き役は相手の語彙の範疇で話すから対話でラグが起こる。この時間の誤差が大好き。あぁ、僕の為に言葉を選択しているのだろうなって部分が美しい。営業言葉がつらつら回る大学時代の知人が、僕とタイマンで語っている時とか好きだったのだけど、相手にとって要らないことだろうなって思う。世界が安定しているときに、世界の外を考えないと認識できない対象なんて要らんでしょって。

 

僕は星人だから、直に接することを存在としていない。

 

ところで。本の話。

 

見繕った本を買ったのだけど、なかなか苦行な本だった。時々は美味しい。なんだか定型文みたいな家庭不和。再婚してどうのとか。何故ここでこの小説が選ばれた意味もなんとなくわからなくもない。

 

僕の家庭の話だけど、一応円満だった。けど、家族のだれも本心を語れない。これを家庭内離島と評していたのだけど、生活の為に個人が繋がっているだけだったと思っている。

 

だから愛着も駄目だし、長く生活している人をえこひいきすることもできない。都合がいいという感覚も分からないし。

 

と、まぁとてもめんどくさい星人だから、関わること自体がデメリットだと思う。

 

でも、僕の日記を読み続けることができている人は聞き手の素養がある人であって、まぁまぁ愛おしい。愛おしいからって、その人の現実を動かそうとも思わないけど。

 

気になるのは、僕の日記を読む時間よりもっと有用な時間の使い方があるのではというところ。

 

波さん毎日読んでいると仮定してだけど、もっと収集すべき情報はいっぱいあるだろうに。単なる他人であるって言ってくれて問題ありませんよ。カモン。

 

人が本心を語れないのは、影響値を気にしているからだろうな。

 

僕はこれを気にしないようにする。

 

では。おやすみ。