影響値(後

 

 

一緒に絶望いたしましょうかも終わったし哲学史の話も終わったし、次は量子コンピューターの本見つけたから買おうと思う。

 

僕の基準値だと、皆知らない間に滅茶苦茶進んでいると思わざるを得ない。

 

絶望は、なんだかふんだんに今の話題が採り入れられていて、最後の方は他人の日記とかつぶやきを眺めている感覚になってしまった。とても面白いとは思うけど、ある意味二次著作感はある。アンソロジーなのかな。出てくる登場人物の考え方は分かり易いけど、作者さんのことが全然見えてこない。

 

時代も国も違うフィリップさんのSF小説の方が小説として読めるという不思議。いや、絶望もこれも登場自分だいたい覚えているし、何が違うのかというのは正味良く分からないところはある。

 

そう、僕はそもそも自分のことを分かっていないっていう前提があるから他人のことも分からないという結論に至っている。色んな人が居るよなぁってざっくり人間観ではなく、それに自分も含まれている。色んな自分が居るし、色んな基準で行動しているし。

 

で、僕がどういう風に他人を切り分けているのかも正味分からない。酔ってきているから言葉が逃げていくなぁ。

 

僕は、僕の言葉に精神を傾けてくれる人に惹かれる傾向がある。それに基づいて行動してくれることではなく、ただ聞いてくれる人。こんなの奇跡に近い。

 

これを提供してくれたのが想い人であって、想い人の容姿とか精神は後付け。こんなのはた迷惑なことは重々把握しているしそれでも逢ってくれる人はそうそうない。というか、一回もないか。いや、そんなこともない。

 

寝よう。

 

おしまい。